食べ物語り11 「新潟のそば」
2021年5月28日
今回は、有給休暇を利用してインスタの映えスポットを求めて新潟県へ。
どうやら清津峡は自然とアートが組み合わさった素晴らしい景色らしい。
ただ、山の中にあるため、車がないとなかなかにアクセスしずらい。
目的を果たし、山を下り新潟市に行く途中の小千谷市のとあるそば屋。
この周辺は、へぎそばというものが有名らしい。
盛り付けが一風変わっていて、写真映えする。
へぎそばとは、新潟県魚沼地方発祥のそば。
へぎ(片木)は「剥ぎ」を語源として、剥ぎ板で作った四角い器のこと。
この器の上に、冷やしたそばを1口程度に丸めて盛りつける。(手繰り)
この手繰りは通常のそばでは、難しい。
手繰りは、布海苔をつなぎとしたコシの強いそばでないとうまく出来ないと言われている。
布海苔とは2月~4月の取れる海藻。
寒い時ほど、風味が良いと言われている。
ここ角谷では、1人前を7個盛りとしていた。
3~4人前くらい食べないと写真のようにきれいな並びにならないから、それくらいの人数で来たい。
1つの手繰りは1口サイズより多かった。
なかなかのボリュームがあった。
普通のそばとちがって、コシがあって食べ応えがあった。
しっかりと噛まないといけない。
噛む反動がなんとも心地よさを感じさせる。
そば粉感は、薄いが食感を楽しむなら「へぎそば」をおすすめしたい。