食べ物語り⑩ 「時代遅れの洋食屋」
2019年11月9日(㈯
私「松本城見てみたくね?Orangeって漫画知ってる?そこ舞台になってる場所だよ。」
ナス君「調べてみよっか。その周辺にも色々あるみたいだし。ここから高速だとどれくらい?」
私「高速使っても回り道になるから変わらないと思うけど、1時間ちょっとかな。」
今回は長野県松本市からお届け致します。
松本市と言えば、松本城くらいしか思いつかないのでまだまだ長野県民になりたてということが露わになる。
とりあえず、有名どころを回るのが無難で鉄則だ。
高速も電車も通っているが、峠を避けているためどうしても時間がかかってしまう。
九州育ちの私からしたら、なかなか分かってもらえないだろうが福岡県から宮崎県に行くのが面倒なことに匹敵する。
空は雲一つない秋晴れで、峠を越える際にみえる色が変わった木々はより一層際立った。
道中は何も問題なくスムーズであった。
ナス君は、大学院卒で新卒1年目である。
自分は転職してまだ間もない。
これからのこと、仕事の話で希望と不安でいっぱいで話は尽きない。
1時間ちょっとで着いた。
休日とあって、人も多かった。
この頃はコロナのコの字も聞かなかった。
そのため、松本城に入るには40分待ちであった。
正直、そこまでして入るかと言えば、歴史はそこまでな私は他を回ろうと促した。
夢の国のアトラクションの40分待ちなら全然待つことが出来るんだけど、、、
松本城を一周して、なわて通りへ向かった。
なわて通りは出店やら雑貨屋らがあり賑わいを見せる。
歩き疲れたため、ゆっくりと休めそうなところを検索していたところ発見した。
「時代遅れの洋食屋 おきな食堂」
は少し外れにある。
雰囲気はその名の通り、レトロそのものだった。
グラスがぶら下がっているところを見ると、夜は違った雰囲気となるのだろう。
おなかは空いていなかったので、コーヒーとプリンを注文。
プリンも昔ながらのプリンといった感じ。
濃厚というよりは食感を大事にしていると思われる。
ラクガキ帳もあり、待ち時間も楽しめる。
また来る理由が出来てしまった。